浮気はどの夫婦においても、一度起きると大きな衝撃を与える問題です。サレ妻（裏切られた妻）は、旦那の裏切りに対し「なぜそんなことをするのか」と問い詰めたくなる気持ちに駆られるでしょう。しかし、浮気をする男たちが何を考え、その行為に走るのかを正確に理解するのは容易ではありません。
この記事では、一般的な浮気の理由から、これまでに報告された風変わりな浮気の思考パターンまで幅広く考察していきます。
理由として最も多い浮気の理由とは？
浮気をする男性には、よく聞かれる典型的な理由がいくつかあります。以下に、その中でも最も多い理由を紹介します。
•マンネリ化した夫婦関係
長年結婚生活を送ると、どうしても新鮮さや刺激が失われがちです。特に夫婦関係が長期に渡る場合、男性が日常の平穏さに飽きてしまい、新しい刺激を求める傾向があります。この場合、男性は既婚者であることに飽き足らず、新しい異性との関係を築くことで自分の中に眠っている「冒険心」や「ロマンス」を再燃させようとします。彼らにとって浮気は、一時的な逃避や非日常を味わうための手段であり、家庭では満たされない何かを求める行動の一環です。
•セックスレス
セックスレスは、浮気をする男性にとって非常に大きな要因です。結婚後の性行為の減少や、パートナーとの性的な相性の悪化は、男性が外部で肉体的な満足を求める動機になります。特に「男は性的欲求が強い」とされる社会的な風潮もあり、妻との関係でその欲求が満たされない場合、他の女性にその穴埋めを期待して浮気に走ることが多いと言われています。
•自己肯定感の向上
仕事や家庭でのストレス、自己肯定感の低下が、浮気の引き金になることもあります。男性の中には、外部の女性からの注目や賞賛を得ることで、自分の価値を再確認しようとする者もいます。浮気をすることで「まだ自分には魅力がある」「誰かに必要とされている」という自己肯定感を得るのです。特に40代以降の男性に多く見られるこの傾向は、加齢に伴う自己評価の低下に対抗するための一時的な逃避として現れることがあります。
過去にあった独特な浮気思考
上記のような一般的な理由とは別に、浮気に対する非常に独特な考え方や思考を持つ男性も存在します。これから紹介する例は、過去に報告された実際のエピソードや、あまり知られていない風変わりな浮気の理由です。
「浮気は自己投資だ」理論
浮気を通じて「自己成長ができる」と本気で信じる男性が存在します。彼らにとって、他の女性と関係を持つことは単なる性的欲求の解消ではなく、新しい人間関係を通じて自身のコミュニケーションスキルや洞察力を高めるための「トレーニング」として捉えられています。
特に、ビジネスパーソンとして成功を追求する男性に見られるこの考え方は、浮気を「自己磨き」の一環と捉え、他人に対しても無意識にその正当性を主張することが多いです。
「浮気は芸術だ」理論
さらに風変わりなケースとして、「浮気は芸術だ」という理論を掲げる男性もいます。この考え方は、自分の行動を創造的な表現の一環とみなすもので、恋愛や浮気の行為そのものを「感情の芸術」として捉えています。
彼らにとって、複数の女性と関係を持つことは、「人生を豊かにし、深くするための芸術的なプロセス」であり、自己表現の一環として浮気を正当化するのです。例えば、ある男性は「妻とは異なる感情を味わうことで、自分自身がさらに豊かな人間になれる」と公言し、浮気を楽しんでいることを周囲に誇示していました。
「家庭内バランスを取るための浮気」理論
一見矛盾しているように思えますが、浮気を「家庭内の平和を保つために必要だ」と考える男性も存在します。この理論では、浮気を通じて外でストレスを発散することで、家庭内では穏やかで優しい夫や父親でいられるという考えが根底にあります。
つまり、外部での浮気が、家庭内のストレスや不満を解消するための「サプリメント」として機能するのです。実際に「妻に怒られたくないから、外で解消している」と堂々と話す男性も存在しました。
「浮気はスポーツだ」理論
驚くべきことに、一部の男性は浮気を「スポーツ」や「ゲーム」のように捉えています。彼らにとって、浮気は勝敗や達成感を伴う活動であり、常に「挑戦」や「目標」を設定して女性と関係を持つことを楽しむのです。
浮気相手を増やすことがステータスとなり、仲間内での自慢話にするなど、まるでスポーツの得点を競うかのように浮気をゲーム化するケースも報告されています。このような男性は、浮気がバレることすら「リスクを楽しむ」一部としてスリルを味わっている場合が多いです。
「浮気は男性の本能だから仕方がない」理論
浮気をする男性の中には、「男は本能的に複数の女性と関係を持つようにできている」と主張する者もいます。この考え方は、進化論的な視点から来ており、「男性は多くの子孫を残すために浮気することが自然であり、抑えられない」という理論を展開します。
彼らは「生物としての本能に従っているだけ」と浮気を正当化し、倫理や感情を無視して行動することが多いです。この思考は、倫理的な責任感に欠け、浮気の原因を自分の外に置く典型的な自己弁護と言えるでしょう。
「浮気は自分の存在意義を証明する」理論
また、浮気を通じて「自分の存在意義」を確かめようとする男性も存在します。これまでの人生で大きな成果を残していない、あるいは中年に差し掛かり「人生の意義」を見失いかけた男性が、この理論に走りがちです。
浮気をすることで、若い女性からの関心を得たり、家庭とは異なる場所で自分が特別な存在であると感じられることで、自分の存在価値を証明したいのです。これは一種のアイデンティティ・クライシス（自己認識の危機）とも言え、浮気を通じて自分を再確認する行為とも言えます。
浮気をする男は変わることができるのか？
浮気を一度でも経験した男性が、その後変わることができるのかという点は、多くのサレ妻たちにとって非常に重要な問いです。結論としては、男性が自分自身の行為を深く反省し、浮気の根本的な理由を理解することで変わることは可能です。しかし、それには本人の強い意志と夫婦間での十分なコミュニケーションが不可欠です。
まず、浮気の原因を解明し、なぜ浮気に至ったのかを明確にすることが重要です。例えば、夫婦間のセックスレスや日常のマンネリ化が理由であれば、その問題に真摯に向き合い、解決策を模索する必要があります。また、自己肯定感の低下やストレスが原因の場合、仕事や家庭生活においてストレスを減らす取り組みや、自尊心を高めるための健全な方法を見つけることが求められます。
さらに、浮気に対する独特な思考を持っている場合、その思考自体を変えさせることは容易ではありません。しかし、専門のカウンセリングや夫婦間のセラピーなどを通じて、彼が自分の行動の影響や妻への裏切り行為がどれほど深刻なものであるかを認識することができれば、少しずつ改善が見られることもあります。
浮気を繰り返す男性もいれば、妻の寛容と理解に支えられて浮気を完全に止める男性もいます。最終的には、夫婦としての信頼関係をどれだけ再構築できるかが鍵となるでしょう。
